主催者挨拶
-
国立研究開発法人
科学技術振興機構
理事長 中村 道治「知」の集結による、
未来の新しい価値の共創に向けてようやく景気回復を感じられつつある今、持続的、かつ、力強い経済成長につなげていくためにも、我が国にとって次の一手の重要性が増しています。JSTは、科学技術イノベーションの総合的な推進機関として、新たな知を創出し、大学・研究機関・企業などを「つなぐ」ことにより、国としての総合力の発揮を目指してきました。
12回目の開催を迎える「イノベーション・ジャパン‐大学見本市」は大学等の研究成果を社会に還元するきっかけの場として毎年2万人以上の企業関係者が来場しており、日本最大の産学マッチングイベントとして定着しています。今回更なる進化を遂げるため、JSTでは、JST発の事業成果展示を大幅に拡充させ、『JSTフェア2015~科学技術による未来の産業創造展~』を隣接ホールにて同時開催いたします。大学見本市における大学等発の400展示に、JSTフェアにおけるJST発の200を超える展示が加わることになります。来場される方にとって見どころも増え、きっと満足していただけるかと思います。
“ 研究開発成果の最大化 ”という国立研究開発法人としての使命を遂行するため、本年度も、日本全国各地から「知」が集結した本見本市が、科学技術イノベーション創出のきっかけとなり、日本における未来の新産業創造の端緒となるよう努力してまいります、ぜひご来場ください。
-
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 古川 一夫産官学連携の「結節点」として
オープンイノベーションを推進日本の経済が力強さを取り戻しつつある中、さらなる産業技術力の強化により持続的な成長を軌道に乗せることが極めて重要です。そのためには、オープンイノベーションの推進による新技術実用化の加速がより一層求められます。
こうした環境の中、NEDOは、オープンイノベーションの取り組みを産業界で共有し、そのマインドを広めるために、本年2月「オープンイノベーション協議会」を設立いたしました。こうした活動とあわせ、NEDOは産業界と中小・ベンチャー企業及び大学・公的研究機関を有機的に結びつける「結節点」として産業技術力の強化に貢献してまいります。
本年の「イノベーション・ジャパン」は、産業界と中小・ベンチャー企業及び研究者の開発・研究成果を有機的に結び付ける“ リアルなビジネスマッチングの場 ”として開催いたします。
会場では、来場される方のニーズと出展者のシーズとのマッチング機会創出にとどまらず、リアルな商談環境を提供させていただきます。本イベントが産官学連携の「触媒」となることで、中小・ベンチャー企業及び研究者の開発・研究成果が日本のオープンイノベーションを加速し、新産業の創出に寄与することを期待します。